指導員の歴史⑩

投稿日時:2015/05/06(水) 19:03
全日本ウエイト制(体重別)の三回戦。
この試合に勝てば準決勝進出です。

相手の選手は足技がものすごく上手く、試合前はかなりビビってました。
名前が呼ばれ試合場に上がります。
自分のセコンド(応援団)には、代表師範をはじめ10名以上の先生、先輩、後輩方がついてくれました。
試合開始の太鼓が鳴らされさあ勝負。

開始10秒で自分の上段廻し蹴りが相手の顔にクリーンヒット。
「パチン!」と音が響きましたが、浅く入ったため倒れませんでした。
この蹴りで相手は顔つきが変わり、前へ前へと攻めてきます。
お互い決め手がないまま本戦が終了。
判定は、相手に旗が3本上がり3-0で負けてしまいました。
握手をし、試合の舞台に降りるときに階段が3段あるのですが、まともに立っていられずその場から崩れ落ちそうになったのを今でも覚えています。

見ていた人は引き分けだったと言ってくれましたが、自分では実力の差が歴然でした。
最終的に、相手選手は一本勝ち、技ありを量産し優勝しました。

初めての全日本大会はベスト8という結果に終わりましたが、初めての遠征や舞台での試合など本当に良い経験をしました。
この悔しい思いをしてから自分の空手に対する取り組み方が変わったのは間違いありません。

皆さんも、今後は審査会や組手・型の試合などに出場する機会があると思います。
もちろん負けたりすることもあります。
しかし、失敗を怖がらないでください。
失敗してもかまいません。
どんな分野でも、成功した人は何度も失敗を繰り返し、そのことを反省し成功に変えていったはずです。

どんな難しい挑戦でもやってみてください。
必ずあなたの経験として身に付き、この先の成功の肥やしとなりますから。
 

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